クロエが本当に欲しいものは…
シーズン4・クイーンバナナ回までの【ネタバレ】を含みますので、未視聴の方はご注意願います。
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クロエ・ブルジョワ
クロエを振り返って…
クロエがマリネットに悪態をつき、必要以上に嫌ってしまうのは…
クロエにとってはマリネットが、自分の足りない物や嫌な部分を浮き彫りにさせる存在…
だから近くに来るなと…。イラつく訳です。
クロエのレディバグに対する気持ちとマリネットに対する気持ちは、言葉で表すと対義語になります。憧れ◁▷蔑み(さげすみ)
憧れとは…自分もそうなりたいという気持ち・魅力を感じ近づきたい気持ち。クロエがレディバグに感じる気持ち…レディバグだけを慕っていましたね。それでは、レディバグとマリネットの性格が全く別人で正反対の人間か…いうとそんなことはありません。違うところもありますが本質は一緒です。ですから…つまり、本当はクロエの心の中に、マリネットのようになりたい…彼女に近づきたい…気持ちが隠れています。
クロエは、マリネットのことを潜在的には嫌いではないはずです。ソウルクラッシャー回。マリネットの部屋に助けを求めに行っています…まぁ利用しているのですが、本気で嫌いな相手には少しも近づきたくないもの…。マリネットは絶対助けてくれると理解しているのです。
一方で…憧れは、手の届かない遠い存在であることも意味します。
なぜ、マリネットには憧れの気持ちを抱かないで、レディバグと真逆の感情をぶつけていたのか。。。
それは、距離にあるのではないでしょうか。自分に無いものを持ってるマリネット、憧れにならないのは、その無いものが欲しくてたまらない物で手に入れられない物だから…“近く”にいるとそれを『不足感』として強く認識してしまうのでしょう。自分の嫌な部分も。(特にS1,S2)
クロエがブランド物をぞんざいに扱うシーンはよく見かけますよね。クロエにとっては大事な物ではないからです。身につけることによって、優越感…もありますが…自分に価値を持たせたいという無意識が、心の裏にあるように感じます。
クロエが本当に欲しいものは…宝石やブランド物ではなく、マリネットが持っているもの…と言っても過言ではないのです。
特にクロエはミラキュラスという魔法の力を欲しがったことがありません。ただただクイーンビーになりたい…。大好きなレディバグと一緒に戦いたい。レディバグの役に立って認めてもらいたい。レディバグのように特別になりたい…。クイーンビーになることは、憧れの実現と同時に、ブランド物を身につけるのと同じような意味も持っている…自分の価値を確認したい。。。
更に、クロエはレディバグに対して、ママを求めていたような…そんな印象もあります。ママがしっかり認めてくれない代わりにレディバグに認めて欲しかったのではないでしょうか。でも、、、マリネットもまだ未熟なので、クロエの奥にある気持ちを想像したり、クロエをどうしてあげたら良いかまで考えが及ばない…。虐めてくる嫌な相手のままです。そして、S3ラスト…を迎えてしまいます。
クロエの精神年齢
クロエが指しゃぶりをするシーンがS2に2回あります…。調べてみると大人でも指しゃぶりしてしまう人はいるようです。理由は様々で、癖に近い印象です。クロエの場合は…ストレスを感じた時に安心できるもの、母に甘えられない代替行動と思われます。クマのぬいぐるみも同じです。そして、オードリーがパリに残ってからは失くなり…代わりに母を模倣し始めます。模倣は0歳の赤ちゃんからみられる行動です。要するにクロエは赤ちゃんのような…良くて幼児の精神年齢なのです。
クロエのわがままは、幼い子の要求と一緒。子育て経験のある方は良くお分かりだと思いますが、乳幼児は自分本位なもので自分の物と他人の物の区別もついていない時期。クロエはそんな幼い子がそのまま大きくなってしまった…と捉えるとよいのかなと思います。ママが出て行ってしまった時から心の成長が止まっていたのですね。
パパとの父子家庭になり、典型的なお金持ちの問題子育てで…何でも“物”で解決されてきてしまったでしょう。パパはクロエに甘く、わがままに応えてきました。
NYから来たゾーイに対して、周りに対して辛く当たる…そんなクロエに必要なことは、幼児と一緒で、良くないことにはダメだとハッキリ言うこと。そして、そんなクロエでも大切な存在だと受け止めてあげること。ソールクラッシャー回を視聴後そんな考えを巡らしてたのですが、それが、クイーンバナナ回で描写されました。(Twitterでフォロワーさんが、荒れるクロエの行動について赤ちゃん返りだとおっしゃっていて、その通りだと思いました)実はこれ、赤ちゃん返りの対応方法なのです。
親は、様々な理解がまだ難しい年齢の子に対して…まず、人を傷つけることや危険なことは強く、いけないと教えますが、市長さんは妹を傷つけることはダメだとハッキリ言いました。アドリアンも優しくできないなら友だちでいるのは無理だと、Noをハッキリ伝えましたね。
そして、ゾーイが最後にそんな姉でも大好きだよと愛を伝えたのです。ティッキーが「これでクロエもいい子になる」…と言ったのは、ゾーイがクロエに大切な存在であることを伝えたからですが…クロエはあまり理解できてないようなので、変われたかはわかりません。まだ時間が掛かりそですが、伝え続けることが大事です。(クイーンバナナ回は正に赤ちゃん返りを起こしたクロエと…その対応をするブルジョワ家の話)ゾーイの役割を本当はオードリーができたらいいのですが…でも、ゾーイが補ってくれて良かったです。
S3でクロエを理解し受け止めてあげられなかったレディバグ……必要として貰えていないと思い込んだクロエは…すっかり拗ねてしまってますが、クロエに愛を教えて“育ててあげる”役割は…レディバグではなく、ちゃんと“家族”なんだとクイーンバナナ回を見て実感することができました。
そして、アドリアンも…家族や恋人や親友がくれる“愛の言葉”ではなく、距離感のある対応でもありましたね。彼からそのような強い愛は受け取れないのです。
ゾーイが登場する前は…クロエがいい子に変わるためには、親を捨てるしかないのだろうか…と考えていた私。ゾーイが来たことによって変化が起こり…ブルジョワ家の再生もしっかり描かれていくのだなぁと感じています。まだ変化のないオードリーがどう変わるのかも…過程を見守りたいです。。。
クロエが本当に欲しいもの……マリネットが持っていてクロエにはないもの(なかったもの)…色々ありますが、1つゾーイがくれましたね!
クイーンビーについてですが、クロエがヒーローになりたい理由は…『人々を助けたい』という動機からではありません。。。でも、これから彼女が変わって、そう思えるようになった時…必ずチャンスは来るのではないかな…と期待しています!