エミリー
シーズン3ラストまでの【ネタバレ】を含みますので、未視聴の方はご注意願います。
勝手に先を予測する表現がありますので、苦手な方は記事をパスしてください。
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未だに謎だらけのエミリーについて、私が感じていることを書いておきたいと思います。
エミリーは死んでいるのか仮死状態なのか…どの状態なのかは、正直わかりませんが…ただ…
ミラクルクイーン回で、マスター・フーがマリネットに宛てた手紙…
『“失う”という経験は人生につきものだが、それだけではない。本当に大事なのは勝つか負けるかではなく、自分自信に起こる変化を受け入れることだ。例え人生が思い通りにいかなかてもそれを受け入れる…』
物語ラストの手紙の内容は、ホークモスに掛かっていると私は捉えています。
“失う”とはエミリーのことであり、過去の時間のことでもあるかも知れません。つまり…過去の過ちとエミリーを失った現実を受け入れましょう…という隠れたメッセージ…。彼女は目覚めないと解釈します。
父親と息子、2人がエミリーを失ってからの様子は対象的です。受け入れることができず、やり直しを望むガブリエル。母の死を受け止めて前を向こうとするアドリアン。過去を見つめる父と未来を見つめる息子。
アドリアンは今、乗り越えようとしています。アドリアンという男の子は、どんな設定の子なのか…家柄の良いお金持ちで容姿端麗のモデルで女の子にモテモテ…誰もが望むものを持っています。けれど、不(不幸)の面を持つ…一番欲しい愛を得られない(得られなくなった)子です。
そんな男の子が別の愛にたどり着くお話。そして、ナタリー…。アドリアンはナタリーを母として既に受け入れる心の準備ができています。
ミラキュラスは戦いで人が死にません。その中で唯一の死がエミリーであり、死とは何か…死というものへの向き合い方やそれを受け入れて乗り越えるまでの仮定を、2人を通して描いていきたいのだと思えます。
エミリーの体は腐敗していませんし、ナタリーもストーミーウェザー2で「深い眠りに」と語っていますから、普通の死とは何か違うのかも知れません…。なので、息を吹き返す可能性はあると思いますが、あっても極短時間だと思います。
ミラキュラスは魔法なので、どうにでも展開できます。実際、マスターの過去の過ちは一瞬で戻りました。なので、エミリーの件が一瞬で戻る可能性はあるのです。
私もマスターの言葉を聞くまでは、目覚めることも考えてました。全ては、マスターの言葉を受けての解釈です。
エミリーが死に向かうことは悲しいことですが…乗り越えるとはどういうことなのか…それを見せることも大事な子どもたちへのメッセージではないでしょうか。『自分自信に起こる変化を受け入れることだ…』とは、失ったことだけに囚われないで…ということです。まずはその事実を受け入れることからだとマスターは言っています。そして、それが出来ているのがアドリアンです。
残されたホークモスに言っています。『人生そのものが贈り物なのだから…』と。
最後に
私の希望と物語の解釈は同じではないです。アドリアンにママを戻してあげたいです。父と子が様々な問題を乗り越えた後、最後に息を吹き返す可能性を残しておきたいです。
ただ…今の時点では…。色々な方向から考えてみるのですが、同じ結論になるのですよね…。ミラキュラスは、魔法なので戦いの面では現実離れしていますが、恋愛面やキャラクターの成長の描写は非常にリアルです。なのでと父と子の成長もリアルになります。そして、唯一の死もリアルになると考えます。(逆にミラキュラスに死は一つもない…という考え方もあると思います。)
私の解釈の中には、エミリーがミラキュラスで何をしていたか…ガブリエルと何をしようとしていたかの考察は含まれていません。なので…これから明らかになっていく過程で、違う予測が生まれるかも知れません。エミリーについては、また今後も書くつもりです。
全部勝手な解釈なので…同じように感じる必要はありません。自分でも賛否ある内容だと思います。なので、たくさんの方が様々な想像を楽しんで欲しいな…と思います☆