クロエが本当に欲しいものは…
シーズン4・クイーンバナナ回までの【ネタバレ】を含みますので、未視聴の方はご注意願います。 🐝。.*゚・。..。+゚*.。🐝。.*゚・。.。+゚*.🐝。.*゚・。.+゚.。 クロエ・ブルジョワ クロエを振り返って… クロエがマリネットに悪態をつき、必要以上に嫌ってしまうのは… クロエにとってはマリネットが、自分の足りない物や嫌な部分を浮き彫りにさせる存在… だから近くに来るなと…。イラつく訳です。 クロエのレディバグに対する気持ちとマリネットに対する気持ちは、言葉で表すと対義語になります。憧れ◁▷蔑み(さげすみ) 憧れとは…自分もそうなりたいという気持ち・魅力を感じ近づきたい気持ち。クロエがレディバグに感じる気持ち…レディバグだけを慕っていましたね。それでは、レディバグとマリネットの性格が全く別人で正反対の人間か…いうとそんなことはありません。違うところもありますが本質は一緒です。ですから…つまり、本当はクロエの心の中に、マリネットのようになりたい…彼女に近づきたい…気持ちが隠れています。 クロエは、マリネットのことを潜在的には嫌いではないはずです。ソウルクラッシャー回。マリネットの部屋に助けを求めに行っています…まぁ利用しているのですが、本気で嫌いな相手には少しも近づきたくないもの…。マリネットは絶対助けてくれると理解しているのです。 一方で…憧れは、手の届かない遠い存在であることも意味します。 なぜ、マリネットには憧れの気持ちを抱かないで、レディバグと真逆の感情をぶつけていたのか。。。 それは、距離にあるのではないでしょうか。自分に無いものを持ってるマリネット、憧れにならないのは、その無いものが欲しくてたまらない物で手に入れられない物だから…“近く”にいるとそれを『不足感』として強く認識してしまうのでしょう。自分の嫌な部分も。(特にS1,S2) クロエがブランド物をぞんざいに扱うシーンはよく見かけますよね。クロエにとっては大事な物ではないからです。身につけることによって、優越感…もありますが…自分に価値を持たせたいという無意識が、心の裏にあるように感じます。 クロエが本当に欲しいものは…宝石やブランド物ではなく、マリネットが持っているもの…と言っても過言ではないのです。 特にクロエはミラキュラスという魔法の力を欲しがったことがありません。た...